セロリ・セルリー

英名celery
科名セリ科
別名セルリー・オランダミツバ
原産地北欧、南ヨーロッパ

セロリは南ヨーロッパや北欧が原産です。
紀元前から臭い消し、古代ローマでは整腸剤、強精剤などで利用されていました。

薬草としてフランスから中国へ、そして戦国時代の15世紀に日本へ渡ってきました。

野菜として使われ始めたのは17世紀に入ってからのことです。

セロリの栄養効能効果

セロリの注目有効成分・栄養素

セロリの栄養・カロリー・食品成分(可食部100g当たり)

カロリー・エネルギー15Kcal
63KJ
水分94.7g
タンパク質1.0g
脂質0.1g
炭水化物3.2g
灰分1.0g
ナトリウム28mg
カリウム410mg
カルシウム39mg
リン39mg
0.2mg
ビタミンAカロテン44μg
レチノール当量7μg
ビタミンB10.03mg
ビタミンB20.03mg
ビタミンC7mg
飽和脂肪酸0.02
食物繊維総量1.5
食塩相当量0.1

セロリ


セロリのカロリー

  • セロリ 100g 15kcal

期待されるセロリの効果効能

  • むくみや便秘の解消
  • ストレスによるめまいや頭痛の緩和
  • 体を冷まして気分を安定させる
  • リラックス効果
  • 便秘改善

セロリの作用、効果効能

セロリの薬膳としての効能は清熱作用で体の熱を冷ますことで、気の巡りがよくなります。

これにより、ストレスによるめまい、高血圧の改善、むくみの解消などにも効果的です。

セロリ

また、セロリにはカミツレと同じ成分が含まれており、リラックス効果もあります。

セロリの香りには、ストレス緩和させる成分があるので、情緒不安定な月経前などに食べると良いでしょう。
捨ててしまいがちな葉もしっかり食べましょう。

セロリの種類品種

セロリは葉の色によって白、赤、黄、中間、緑などの品種に分けられ、日本で最もポピュラーなのは中間種です。
茎が肉厚で太く、香りも少ないことが広く受け入れられた理由でしょう。
代表種にコーネル619があります。

ちなみに、香りの強さを求める傾向にあるアメリカでは、緑色種が圧倒的です。
このアメリカ系のセロリは日本でもグリーンセロリの名で売られています。

黄色種

かつての日本の代表品種。
茎が広く厚みがなく、繊維質が多い。

緑色種

茎葉が濃い緑色で茎の肉が厚く、繊維質が少ないく、独特の香りが強い。
アメリカで人気。
トップセラーなど。

セロリアタック

大きくなる根の部分をスープなどに使う。

芹菜(キンツァイ)

中国セロリ
炒め物などに使う。

セロリの食べ方・利用法

セロリは特有の香りとサクサクした歯ざわりのよさが身上なので、筋を取って生のままきざみ、塩やドレッシング、マヨネーズをつけて食べるほか、甘酢漬けにしても美味しいです。

その他、スープにや炒め物に利用します。
葉の部分は煮込み料理の香りづけに使用します。

セロリの選び方

内側に丸まった茎が肉厚のものがよい。
株の内側が黄白色のもの。
葉が黄色くなったものは古い。

セロリの保存

茎と葉とに分けて新聞紙などに包み、野菜室に立てた状態で保存する。
しんなりしてきたら氷水などに根元をつけるとシャキッとする。


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