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バレリアン
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英名 | Valerian |
科名 | オミナエシ科 |
別名 | セイヨウカノコソウ、ワレリアナ |
原産地 | ヨーロッパ、アジア |
使用部 | 根 |
バレリアンは、古代ギリシャ時代から神経のたかぶりを抑える食物として使用されてきました。
江戸時代に蘭方薬として渡来、1886年の第一改正薬局方にカノコソウの基原植物として収載されました。
1887年には種子がドイツから輸入され、第十三改正日本薬局方では、国産のカノコソウのみが基原植物として収載されています。
バレリアンは、ベンゾジアゼピン系の薬品と同様の働きを持ち、脳内神経伝達物質であるGABAの退社への関与から中枢神経抑制作用が考えられています。
・試験デザイン:プラセボを対照とした二乗盲検試験
根1日2~3g相当が好ましいといわれています。(ドイツ保険省動植物医薬品委員会)
作用機序的に、催眠作用を有する薬剤との併用による作用の増強および副作用に注意する必要があります。
また基礎実験にて肝薬物代謝酵素CYP3A4の阻害を示唆する報告があり、CYP3A4で代謝される薬物との併用は念のため注意しましょう。
バレリアンの強烈なにおいは根の乾燥時に生じるイソ吉草酸によるものです。